恋愛がまつわる事件は、見方によっては恋愛が失敗した形だと捉えることができるでしょう。
不幸ながら起きてしまった事件を振り返り、その失敗から恋愛のあり方をみつめ直すのは賢明な方法ではないでしょうか。
コラム「事件に学ぶ恋愛」では、実際に起きた事件から、恋愛の教訓を学びます。今回取り上げるのは、会社内の恋愛感情のもつれが生んだ事件です。
業務用メールを使って同僚にしつこく交際を迫った事件
事件の内容を核心だけ説明すると次のようになります。
男性は同僚の女性に業務用メールを使って交際を持ちかける5通のメールを送った。その女性は上司に相談。その結果、男性は文章で厳重注意を受けた。しかし男性は、「つきあってくれないと別の方法を考える」などのメールを再び女性に送った。結果、男性は停職を含む懲戒処分になった。
男性の行為は、女性にとって、ストーカーやパワーハラスメントに当たる行為です。どうしてこうなったのか。避ける方法はなかったのか。
事件の中には、大きく2つのNG行為がありました。
NG① 恋愛に関して業務用メールを使っては イケナイ!
まず、業務用メールを使って誘うことは、いけないことです。
発覚した場合、職務怠慢だとみなされる可能性があります。また、それ以上に業務用メールを使ってのやり取りは、女性に対して優しくないのです。
業務用メールを使ってのやり取りは、女性に対してデリカシーがない行為だったりします。なぜなら業務用メールには、使用者のプライベートを守る義務がないからです。内容が、会社の業務内容にそぐわない恋愛に関するものだった場合、当然、会社からの批判の対象になりうるでしょう。
女性側は、交際を想像していた場合は特に、恋愛におけるやりとりを、会社の監視下にさらすことを恐れるでしょう。つまり、女性にとって好ましくないアプローチだったりするのです。
NG② 「つきあってくれないと別の方法を考える」 という文面は絶対にダメ!
女性が上司に相談して男性は厳重注意を受けます。その後男性は「つきあってくれないと別の方法を考える」という内容のメールを送ったといいます。この内容のメールは、恋愛においていかなる場合でも絶対にと断言してもいいほど、NGです。
特にNG!なのは「別の方法を考える」という表現です。
交際を断った男性から迫られ続けている場合、迫られ方によっては、女性は、少ないかもしれませんが心理的に恐怖を覚えている場合があるからです。
そのタイミングで「別の方法を考える」と言われたら女性はどう感じるでしょうか。
「別の方法」という言葉に、ネガティブな想像が広がってしまう恐れが十分にあります。
◆結論|断られたら、相手にとっていい形で別れることも大事!
この事件では、男性側は、女性側が好まない方法でアプローチを繰り返し、かつ、女性から断られた後に、女性に恐怖を与える絶対にNGなアプローチを取ってしまっていました。
恋愛において、相手から拒絶されることはとてもつらいことです。ですが、その状態でも、相手の女性の心理を考え、女性にとっていい形で恋愛を終わらせることが大切でしょう。
この事件は、ふられ方も恋愛における大切な要素だということを教えてくれているのかもしれません。
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